吸入指導加算について



こんにちは!!薬学ねこです。

吸入指導で2020年4月から加算が算定出来るようになりました。

吸入指導加算を算定するためにどうしたらどうような指導が必要か。

加算を算定するために、気を付けるポイントをまとめています

吸入薬指導加算(30点)の5つのポイント

1.喘息または慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者であること。

2.保険医療機関からの指示が必要。(処方せん記載かTELにて確認。)

3.文書での説明と練習用吸入器を用いた実技指導を行うこと。

4.初回、3月に1回算定可能。

5.指導内容を医療機関に提供。(報告書かお薬手帳)

       

吸入指導加算の算定ポイントは5つです。各項目について詳細に説明していきます。

1.喘息または慢性閉塞性肺疾患の患者であること。

喘息またはCOPDの患者さんであることが吸入指導加算の算定条件です。

冬場に指導機会の多いインフルエンザ薬(リレンザ、イナビル)では、残念ながら

吸入指導加算の算定は出来ません。

内科、呼吸器から処方されるシムビコート、レルベア等の吸入薬が算定対象に

なります。

2.医療機関からの指示が必要。(処方せん記載か疑義照会で確認。)

処方せんに記載または疑義照会で吸入指導の指示の確認をすることも吸入指導加

算の算定には必要です。

個人的に吸入指導の経験が豊富な呼吸器Drは、あまり処方せんに吸入指導実施

指示を処方せんに記載していない印象があります。

呼吸器門前で吸入指導加算の算定件数が伸びないケースは、

Drからの吸入指導の指示がないことが原因のケースが多いと思われます。

3.指導せんでの説明と練習用吸入器を用いた実技指導を行うこと

実際に吸入指導時に指導せん、練習用吸入器で実技指導を行うことも吸入指導加

算の算定には必要です。

算定が出来るタイミングで練習用吸入器が無くて算定することが出来ないことが

ないように、薬局にある吸入薬の練習用吸入器はメーカーから取り寄せた方がい

いと思います。

また若手薬剤師で吸入指導が苦手な方は多いと思います。

若手薬剤師が店舗にきたら、練習用吸入器を使って実際に指導が出来るかを私は

確認しています。

模擬患者役として、薬局スタッフにお願いをすることもあります。

5.初回、3月に1回算定可能

初めて出た薬、同じ薬の場合は3ヶ月以上間隔が空いていることが吸入指導加算

の算定には必要です。

3ヶ月以上間隔をあける必要があるのは同じ薬の場合なので注意が必要です。

たとえば、新患来局時にシムビコートが処方。

2週間後にスピリーバ処方のケースは、別の薬なのでどちらも吸入指導加算の算

定は可能です。

また算定タイミングが分かりにくいですが、実際に吸入指導行った処方せんでの

算定になります。

5.指導内容を医療機関に提供(報告書かお薬手帳)

指導内容を報告書かお薬手帳で医療機関に提供をする必要があります。実際に私

が使用している提供書です。もしよろしければ使用して下さい。

今回は吸入指導加算の算定についてまとめてみました。

皆様の加算算定の助けになれば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。


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